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「さら」と「にしの」が那須をいく!第一弾
はじめまして。那須でサービス業の従事する「さら」と「にしの」です。同じ職場で働く仲間と一緒にとっておきの那須をご紹介していきます!

「那須は急に寒くなってきましたねぇ。」

「そうだね。我が家ではもうストーブにこたつだよ。」

「身も心も寒いです(__)」

「・・・?」

「こんなときはあったかいものでも飲んで元気になりたいですね~」

「そういえば、とっても美味しいコーヒーがいただけるカフェがあるって聞いたんだけど、行ってみようか!」

「やった~! じゃあすぐに出発しましょう!!」
どこまで行くの?美味しいコーヒー目指して進みましょう!
その店の最寄り駅は東北本線の無人駅である髙久駅。
しかし、そこから歩いてはいけません。
「ナビデータが古いと正しい順路が表示されません」と店のホームページにも記載されるほどわかりにくい。
おそらくたどり着けない人が続出しているためか、道々に店の小さな案内板があり誘導してくれます。

田んぼ道を走り、行き止まりか、って思うとその先さらにほそ~い道が。

まさかここを通るわけではないようなぁなんて思うけど、ここを通って正解なのです。
さらにまた、まさかここを登るわけじゃないよなあっていうほそ~い(二度目、笑)砂利道をどんどん登っていきます。

木々に覆われた砂利道が不安にさせますが、大丈夫。自分を信じて進みましょう!
しばらくするとようやく左側にあたたかな木造のカフェがあらわれました。

「FRANKLIN’S CAFÉ COFFEE ROASTERS」です。
スペシャルティコーヒーの美味しさとは?
店内はゆったりと落ち着いた空間。やわらかな秋の日差しが差し込みます。
オーナーの加地さんは、SCA認定の国際バリスタです。
SCA(Specialty Coffee Association)はコーヒー生産者からバリスタまで、世界中の何百万人ものコーヒープロフェッショナルを代表する非営利団体で世界で最も権威のあるコーヒー協会だそうです。
趣味でコーヒーを勉強していた加地さんですが、日本を代表するジャッジメントやチャンピオンとの出会いや、有名コーヒー店の方に日々の練習競技の点数で上まわって優勝したりして、どんどんのめりこんでいきました。
そして努力の末、日本人としては数少ないSCA国際バリスタとなりました。
「スペシャルティコーヒーを厳選し、特別なローストを施し、洗練された技術でエスプレッソとハンドドリップを最高のカップに仕上げます。」って簡潔に加地さんはおっしゃいますが、その工程ひとつひとつにどれだけの時間と努力が注がれているのかを考えると、いただくコーヒーがより輝いてみえてきます。
丁寧に淹れられたコーヒーを一口含んでみます。
「ん、これコーヒー?」って最初に感じます。
よく知っているコーヒーの苦み、酸味がここでは出てきません。

一言でいうならすっきり。雑味を全く感じません。後からくるコーヒー本来の旨み。
「冷めてくると今度は甘みが出てくるんですよ。」と加地さん。たしかにほんのりと甘い。
豆の美味しさをすべて出しきると、こんなコーヒーになるんだ。
コーヒーが苦手な人も加地さんのコーヒーを飲んで、その美味しさに目覚める人が多くいるそうです。

美味しいフードメニューも充実しています。



デザートに。冷たいアイスに熱々のエスプレッソを注いで。

まわりの環境も美味しいコーヒーの条件なんだ!
そんなすごい加地さんがなんでこんな場所(失礼)にカフェを。
埼玉におられた加地さんですが、お店を開くと決めて那須へ。
「都会ではお店のスペースがどうしても小さくなってしまいます。狭いところでコーヒーを飲んでも美味しくないでしょ?」と。
たしかにそうですね。

まわりはな~んにもない。木々のざわめき、鳥のさえずり。
な~んにも考えないでぼ~っとして、ゆったりした空間でただ美味しいコーヒーをいただく。
これ以上の贅沢があるでしょうか。
カウンターは加地さんがコーヒーを淹れるところを間近に見られる特等席。
今日も常連さんが腰かけ、加地さんとお話しながらゆったりとした時間を過ごしていました。

ごちそうさまでした。美味しかったです!


FRANKLIN’S CAFÉ COFFEE ROASTERS
住所:栃木県那須郡那須町寺子乙688-5
TEL:0287-74-2066
定休日:毎週水曜日
営業時間:11:00~19:00(LO18:00)
グループ制限あり (1G最大5名まで)
https://www.franklins-cafe.com/