目次
1、「さら」と「にしの」が那須をいく!第二弾
那須でサービス業に従事する「さら」と「にしの」です。
那須に住んでいるからこそ知っているいろいろな「良いところ」をご紹介していきます。
今回はご家族連れに人気の「那須高原 清流の里」さん。
でも実はここ、大人の楽しみ方もできるんですよ。
「紅葉がきれいですねぇ。でももうすぐどんどん散っていくんですねぇ。はぁ~。」
「・・・」
「こんなときはなんかあったかいものでも・・・。」
「あのさ~、前回もそんなこと言ってなかった(笑) まいっか、じゃあ美味しいものを食べにいこう!」
「はぁ~、なんかお酒も飲みたくなっちゃった。」
「わ、わかった、全部をかなえよう!」
2、秋深まる、イワナがニジマスに恋をして
「那須高原清流の里」さんは、車では那須街道(県道17号)を那須サファリパークさん方面に左折して約5分、
滝のある釣り堀が目印です。
今回はお酒もいただくので、那須の主要施設をめぐる「ぎゅーびー号」を利用しました。
きゅーびー号については、以前取材した記事も合わせてお読みください。
まずは三筋の滝が目にとまります。
那須連山からのきれいな伏流水が落ちる池に元気よく泳ぐ魚たち。
「イワナとニジマスが半分ずつ居るので、ぜひイワナを狙って釣ってみて」と
ご主人の高根沢 昇さん。
でも、さらはイワナもニジマスも全く釣る気はありません(笑)
釣り竿を両手で握りしめて、じっと魚たちを見つめています。
イワナがニジマスに恋することってあるのかな?
秋深まる日、そんなことに想いをめぐらせます。
劇作家の中島らもさんは著書の中でこのようなことを言っています。
「片想いは安定した幸福な状態でもある。想いを寄せる人と同じ時代を生き、同じ空気を吸っている。体の半分が引き裂かれるほどの痛みを伴う別れもない。自分の気持ちが続く限り、その恋は終わらない。」
中島らも「獏の食べのこし」より
魚たちの事情はよくわかりませんが、片想いは辛いことばかりではないようですね。
「じゃあ俺の焼いたイワナでも食べて元気出しなよ!」
昇さんが焼き場へ案内してくれます。
高く青い空、柔らかな日差し。
あたたかな火をみているだけで、気持ちが穏やかになっていきます。
炭火でじっくり焼かれたイワナに、ミネラルたっぷりの自然塩が振りかけられます。
3、最高の組合せ!パリっと美味しいイワナの塩焼きにハイボール
天井が高く開放的な店内に移動しました。メニューには手打ちの蕎麦、うどん。どれも美味しそうです。
今日は秋季限定の「イワナの卵醤油漬け」からいただきます。(10月初旬から11月中旬。すいません、みなさんは来年食べてください)
プチプチの食感、ほんのり甘い卵本来の味、絶妙な醤油の漬け具合、いや~こんなに美味しいんだってびっくりします。
ほんとは日本酒でいただくのが一番だと思いますが、日本酒は発展途上のさらはハイボールで。
恐る恐る初めてのイワナの卵をいただきます。
「美味しい~!」とびきりの笑顔。ハイボールをぐびぐびっと。やっと元気が出てきました。
続いて、イワナの塩焼き。
「まずはここを食べてみて。」背中の首のあたりを指差して昇さん。
パリっといい音がして身のつまったイワナから湯気があがります。塩加減もちょうどいい。
「さいこ~!ハイボールおかわりくださ~い!」
イワナを一口食べてはハイボールの繰り返し。無限ループに突入です。
4、黄金のカレーうどんは身も心もあったまる、そしてクセになる
さあ〆ましょう。
「栃木しゃもつけそば」は絶品ですが、
今日は「黄金のカレーうどん」
ほどよい辛さと何とも言えない旨み。一度食べたらクセになること間違いなし!
美味しくて一心不乱に食べてしまうので、女性の方は髪ゴムをご持参されることをお勧めします。
紙エプロンもしっかりつけましょう!
「美味しさの秘密をちょっとだけ教えて。」と昇さんに迫りますが、
「う~ん、それはね、ないしょ!」
お酒を飲まず食事だけの時は、それぞれ蕎麦を食べたあと、黄金のカレーうどんをみんなでシェアしたり、
プラス200円で定食にして、カレーうどんプラスごはんというゴールデンコンビでいただくのがおすすめです。
昇さん「またいつでも食べに来て」
さら「は~い。今度は日本酒に挑戦してみます!」
清流の里さんは釣り堀や蕎麦うどんが人気でご家族連れでにぎわうのですが、
実は昼からうまい肴でちょっと飲むのに最高な大人のワンダーランドでもありました。
ぜひ訪れてみてください。
滝のある釣り堀 那須高原 清流の里
栃木県那須郡那須町高久乙2714-2
0287-76-0337
定休日 木曜日 元日
釣り堀 9:00~16:00(季節変動あり)
お食事 11:00~16:00(季節変動あり)
http://www.seiryunosato.com/