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【絶景スポット】一面の蓮ばたけ!那須町黒田原で芳賀さんが育てる”陽山紅蓮”

こんにちは!かなえです。

どうやら那須には”一面の蓮ばたけ”を見られる場所があるらしい…!

「私、知らなかったんですけど…!」

「見たい!」

というわけで、行ってきました!

美しすぎて、3度も足を運んでしまいました…

私の渾身の写真たちをどうぞご覧ください。

那須町黒田原の蓮ばたけ

のどかな田園風景が広がる中、突如…

ものすごい数の蓮!

思わず立ち止まらずにはいられない景色です。

空の青と、葉の緑と、花のピンクがなんとも言えない美しさですね…

”陽山紅蓮(ようざんこうれん)”という種類の蓮。色が良いと評判だそうです。

これ、夕方に行った時に撮ったのですが

夕方も、すごく綺麗…!

あの、これ、本当にたまらないです…(語彙力)笑

言葉では伝えられないので、もうぜひ見にきてほしい。

絶好のフォトスポット。

夕方には、ほとんどの花が閉じますが、蕾もまたいいですね。

蓮を育てる芳賀さん

この蓮を愛情たっぷりに育てているのが芳賀和幸さん(心は25歳の76歳)と奥様

芳賀さんご夫婦、快く招き入れてくださいました。

プロのカメラマンが撮った写真

たっぷりとお話をお聞きしてきました!

見頃はいつ頃ですか?

今年(2019年)は涼しかったので、少し遅めの開花だったそうです。

和幸さん:「今年はお盆の頃が最高だった!花の本数は減るけど、順番に咲いていくから8月いっぱいくらいは見られそうだね。」

1つの花で約3日ほどしかもたないそう。

和幸さん:「4日はもたないね〜。花びらが落ちていくときは、なんとも言えない気持ちになるね」

和幸さん:「朝の6:35〜6:40ごろは一斉に咲いてものすごく綺麗だよ」

かなえ:「朝に咲くんですね!!」

和幸さん:「暑い日は午前11時ごろには花が閉じ出すこともあるよ!」

どうして蓮を植えようと思ったのですか?

和幸さん:「当時は4割の減反があってね。休耕田になっちゃったから、何かやんなくちゃなーって思ってたの。景観を良くするために何かしたいなって思ってね」

奥様:「そんな時にちょうどお寺で見てきたのが蓮だったの」

和幸さん:「それでやってみようと思ってね」

いつから蓮ばたけを作られているんですか?

和幸さん:「7年くらい前だね」

奥様:「↓初めは10株くらいしかなかったの!」

初めの年の植えた時

奥様:「↓こうやってぽつり、ぽつりって咲いてきてね」

初めの年の蓮の花

奥様:「↓これが次の年!30株くらいになったのかな」

2年目の蓮ばたけの様子

奥様:「初めは田んぼ1つ分でやってたんだけど、ある年隣の田んぼにも侵入しちゃってね!それから田んぼ2つ分やるようになったの!」

奥様:「↓ほらこの写真」

「隣の畑に侵入しました」の写真

奥様:「これは、カメラマンの人がコンテストに出してたと思う!」

今は何株くらいあるんですか?

和幸さん:「2千株って言うけど、多分もっとあるね〜(笑)もうあれだけの花が咲くから、数え切れないね!」

かなえ:「確かに数えられないですね(笑)」

和幸さんがご自身で印刷までしたという力作!

どうやって蓮を増やしたんですか?

和幸さん:「蓮根だからね、根がどんどん増えるの。種と、蓮根で増える方法があるんだけど、種はほとんど生えないね。よっぽど種に傷が付いていないと生えない。ほとんど蓮根で増えてるよ!」

和幸さん:「これが蓮の種だよ」

芳賀さん

かなえ:「すごく硬くて丈夫そう!」

和幸さん:「これは何百年も腐らないんだよ。あげるね!」

蓮の種をいただきました!発芽させるのは相当大変なようです…!

蓮の種を料理にする人もいらっしゃるそう!

蓮を育てるのに大変なことは?

奥様:「除草は大変かな。田んぼの中に入って、蓮の芽を踏まないように気をつけて草をとるの。手で!」

かなえ:「草を一つ一つ手で抜くんですか?」

奥様:「そう!除草は一番やらないとダメなの。草に負けちゃうから。」

かなえ:「手のかかるお花なんですね!」

和幸さん:「手がかかるんだよね。だからかわいいんだけどね。かわいくてしょうがないな〜」

かなえ:「その手間暇あってこそのこの蓮ばたけなんですね」

お手入れはどのくらいするんですか?

奥様:「除草をして、肥料をやって、水管理して。冬でも行ってるよ〜!今(花の咲く時期)なんて1日4回も5回も行ってるよ!」

かなえ:「そんなに行かれてるんですね!!」

和幸さん:「やっぱり、花の状態を見ておきたいからね」

和幸さんが撮った写真

枯れてしまった後はどうするんですか?

和幸さん:「これが冬の蓮ばたけだよ。これもたまらないね〜。ここに雪が降った様子もまた格別だよ」

冬の蓮ばたけ

かなえ:「これはこの後どうするんですか?」

和幸さん:「花托(かたく)は全部取っちゃうよ。葉っぱはそのままにしておくとものすごい肥料になる」

かなえ:「葉っぱはそのままなんですね!」

奥様:「↓これが花托だよ」

芳賀さん宅の玄関に飾られている花托

奥様:「↓飾りをつけるとすごく素敵でしょ!」

花托で作った飾り

奥様:「↓お花の先生が作った作品もあるよ」

お花の先生の作品

かなえ:「蓮って、こんなにも人を楽しませてくれる植物だったなんて、今まで知らなかったです」

奥様:「見てー!これ可愛いでしょ!」

奥様:「これは家の庭で撮ったの。ベストショットでしょ!」

かなえ:「かわいい!かえる!!!」

奥様:「↓この朝露も綺麗でしょう!」

かなえ:「良い写真…」

和幸さん:「なんとも言えない花だよね。私が見てて飽きないんだもの」

毎年どのくらいの人が来ますか?

和幸さん:「全部は数えきれないな〜!栃木県内からもたくさんくるけど、県外からもバスで来ることもある。ドローン撮影してる人もいたよ〜!早い人は6時ごろに来てるね。3時とか4時とかに起きてわざわざ蓮を撮りに来る人もいるよ」

かなえ:「そんなにいらっしゃるんですね!」

和幸さん:「電線や障害物がなくてすごくいいってみなさんおっしゃるね。こんなに景観が良いところは無いって」

奥様:「100歳くらいの人が見に来て、拝んでいくみたい」

頂き物というお写真

奥様:「カメラマンの人たちが写真をくれるの!」

和幸さん:「これやってると、お友達がいっぱいできるね。カメラマンとか。今まで出会うことのなかった人たちとたくさん出会えたよ」

かなえ:「確かにそうですよね!」

和幸さん:「ここまでなると思わなかった。こんなにたくさんの人に見に来てもらえるようになるとは思わなかった!お友達ができて退屈しないね。全然退屈しない。忙しいくらい(笑)」

駐車場とアクセス

駐車場は、蓮ばたけから100mほど離れたところにあります。

※路上駐車はしないでくださいね!

これらの看板も全て和幸さんの手作りだそう!

ほんと、スーパーおじいちゃんです!!!!

蓮ばたけにある看板

↓駐車場にはこの看板が立っています。

空き地になっています。

道路から見るとこんな感じ!

蓮ばたけの地図がこちら

»蓮ばたけから駐車場までのルート

いかがでしたか?

芳賀さんご夫婦の蓮への思いは伝わったでしょうか?

愛情込めて大切に育てられた蓮ばたけ、ぜひ一度、見に来てくださいね!!(^^)

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