【吉田税理士事務所】親しみやすい伴走型パートナー。頼れる那須町の税理士さん。

こんにちは!那須移住歴3年目に入りました!自称那須観光大使こんどうあゆです!

そろそろ”他称”那須観光大使のオファーがこないかな〜と思いつつ、楽しく学びの多い那須ライフ!継続中です。

さて、このところ那須移住についてのお問い合わせや、移住関連のイベントも増えてきました。移住というキーワードにおいて、住まいはもちろんですが、気になる仕事やお金のこと。

個人事業主であり、ジャンル多数な働き方をしている私にとっては、 この2年間様々な支援金や給付金の申請時に困難な思いをする場面がありました。

そんな中、多様な形に対応する税理士さんが那須町にいるということで、今回、個人的な質問も交えながらお話を伺ってきました!

吉田税理士事務所の代表吉田さんとは……?

栃木県那須町にある、吉田税理士事務所。代表の吉田さんは東京都出身。台東区東上野の税理士事務所に15年ほど勤務した後、那須塩原市の税理士事務所に4年間勤務。2020年6月に那須町に吉田税理士事務所を開業。

ちなみに吉田さんの事務所は那須町の小学校の跡地。

文字にしてみると、ものすごい経歴!こんな方に私なんぞがインタビューさせていただき、話になるのかという少々の不安を抱えておりました……私にとってこれまでなかなか関わる機会がなかった“ゼイリシサン”という存在。まずは代表吉田さんが、税理士を目指したきっかけを聞いてみました。

まさに学校の教室がオフィスです!

あゆ:どのような経緯で税理士さんというお仕事を目指されたのですが?

吉田さん:こんな仕事をしているから、学があるように思われがちなんです。ただ、どちらかというともともと頭の悪い人間といいますか、20歳過ぎてニートだったんです。このままではまずいなーとコンビニでホットドッグプレス(※)を立ち読みしていたところ”資格試験”を特集しているページが目に止まったんです。それは「こんな資格をもっていたら将来困らない!」なんてタイトルだったような……そこには弁護士、星5つ。公認会計士、星4つ。税理士、星3つ。のようなことが書いてあり、星3つだったらいけるかな〜と。

あゆ:ん?んんん?

星4つだったら、多分税理士になってないですね〜

あゆ:えー吉田さん面白すぎる(ということですっかり緊張が解けたわたし)!

例えば、星3つが介護士だったら 介護士になったってことですか?

吉田さん:いえ。学が無いながらも、将来どこにも属さずにやっていけることを!と考えていたのでそれはなかったかな〜。

あゆ:その一瞬のインスピレーションと判断はすごいですね。

吉田さん:何も無いながらも、将来サラリーマンができる人間だとは思っていなかったので……。

あゆ&カメラマン:同じく!同じく!

吉田さん:その想いだけは強くあったと思います。

あゆ: ホットドッグプレスさまさまですね〜では税理士だ!と思ったところからまずは何をされたのですか?

吉田さん:まず勉強ですよね。税理士試験に受からないと話にならないので、25歳で税理士事務所に所属しました。

あゆ:20歳でニートで25歳で税理士事務所に所属。それまでは何をされていたのですが?

吉田さん:特に目的もなく、友人について行っただけの情報処理の専門学校を卒業後は、イベント関連の日雇いアルバイトや、アパレルの販売で店頭に立ったりもしていました。

あゆ:アパレルですか!こうしてお話 を伺っていると、外見は税理士の方ですが中身に親近感が湧いてきてしまいました(わたしもアパレルの人だったので!)となると、昔からのお知り合いの方は吉田さんの七変化に驚かれていますよね〜。

吉田さん:もともと学がない状態ですし、資格が取れれば事務所を持てますけど、長い目で見た時にどうしたって人に雇われるという選択肢はなかったのでそこはもう必死になりましたよね〜勉強する日々でした。

あゆ:税理士を目指す!はもちろんですが、”自分がどうありたいか”というイメージが最優先で歩まれてきたのだなと感じました。そういった目線で、自分を見ている方って何がどうであれ自分の納得する方向に進んでいきますよね〜。

色々なご経験を経て、ご自身で事業されている方が那須にはとても多い気がします。

(※)ホットドッグプレス→2004年に休刊した若年男性を読者とするデートマニュアルと言われていた雑誌。みなさまご存知ですか?

税理士さんって一体何?何をしてくれるの?

あゆ:では試験が受かった後からのお話もお聞かせください。本当に無知なので初心者でもわかるようにお願いいたします!!!!!!

吉田さん:まず税理士というのは税金を計算するお仕事です。“利益がでたら税金がいっぱいかかる”というイメージがあるかと思うのですが

「では会社の利益はいくらなの?」というところから会社のお小遣い帳のような立ち位置にいると考えています。

あゆ:私自身これまで10年ほど個人事業主をしておりますが、2,3年単位で仕事の内容や収入がコロコロ変わっていて、確定申告が自分でできる年と、外にお願いする年もありました。平均的に年商どれくらいから、外にお願いすることが良いと思われますか?

吉田さん:売り上げが1,000万を超えたら消費税がかかってくるので、そこを超えると“税理士さんに頼んだ方がいいかもね”というのはありますね〜。

あゆ:なかなか私がお世話になることは程遠いような気がしますが……。

吉田さん:もちろんそれ以下の方もたくさんいらっしゃいます。今後インボイス制度の本格運用が始まると、また話が変わってくるとは思います。

あゆ:ううう、その辺りのこともちゃんと知っておかなきゃなーと思いつつ、”まずは1,000万”目指したくなる気持ちが、ちょっとだけ沸いてきてしまいました……笑

那須に税理士事務所を構える

ニートからの気づきを経て、25歳から40歳まで 15年間税理士事務所に勤務する中、念願の資格を取得。2020年6月に那須町に吉田税理士事務所を構える。

あゆ:どうして那須町を選ばれたのですか?

吉田さん:実は東上野の税理士事務所を退職した後、ご縁があって那須塩原市の事務所に4年ほどお世話になっていました。ここで働いているうちに那須が気に入りました。その中で、那須町には税理士が少ないという情報を耳にしました。ここに事務所を構えることによって那須町の方にお役に立てることがありそうな気がしました。

あゆ:”那須町”に開業することで、”那須町”のお客様がくるのですか?

吉田さん:そうですね〜ありがたいことに那須町の商工会からのご紹介や、口コミだったり、地域に密着することでの繋がりは日々感じています。

あゆ:すばらしい〜ご紹介や口コミは大事ですが、その先に繋がるのは吉田さんのお人柄。税理士さんとしてはもちろんですが、信頼される理由ってこれまでのご経験を背景に感じさせるからだったりしますよね。

黒板には可愛い落書きが!

では、わたくし個人的にも心からお聞きしたいことがあります。わたしが那須町に移住して苦戦したこと。それはわたしのような複合的な職種がなかなか理解されないこと。コロナ禍において、支援金や給付金の申請時、うまく伝わらないことが多くて(これは、説明が下手な自分自身の問題でもありますが)諦めてしまったこともありました。

吉田さん:うちに来ていただければよかったのに〜。

あゆ:本当ですよね〜私は那須町が好きだし、だから移住してきたけど、わたしが今やっていることや、やりたいことがうまく伝わりづらいと思う場面が多々ありました。たとえば、”カフェをやっています!”などはわかりやすいと思うのですが、いろいろなことをやっている身としてはなかなか伝わりづらい。お金の面だけでも “税のことが超わかりやすい町!“とかそういったアプローチがあると那須町への若い世代の移住も増える気がしました。

吉田さん:そんなお悩みこそ、私のようなものの役目なのではないかと思っています。様々な申請はもちろんのこと、税制改正など本当に理解ができない内容だと思います。世の中の全てのことは、専門でない人からすると、言葉から何からすごく難しい。それを噛み砕いてご説明するのが僕の仕事だなと。

あゆ:日本語でありながら翻訳家のような……。

吉田さん:そうですね〜昭和の時代では税理士の立場って、少し厳しめの、”税金の計算をしてくれる先生”のような存在だったようですが今の時代ではそれは通用しない。どちらかというと先生ではなく、良きパートナーやマネージャーのような立ち位置でありたいと考えています。

あゆ:あ〜なんだかすごくスッキリしました!その辺りのことはもう自分で頑張るのやめます!今日来てよかった〜〜〜。

お話を伺っているうちに、インタビュアーではなく、すっかり相談者になってしまった私でした。

今の時代にやり方に大事なのは時間を生み出すこと

あゆ:では今後那須でやっていきたいことについてお聞かせください。

吉田さん:那須町のお客様をもっと増やしたいです。共に歩んで行くことによって、その事業を最大限効率化させるお手伝いがしたいです。

あゆ:吉田さんにお世話になれば、那須町の売り上げがある!のような?それって地域貢献につながりますよね。

吉田さん:地方では選択肢が少ないことから“少し不満はあるけどそこに頼る”のような風潮があるかもしれません。仕方なく依頼する、ではなくてもっと気軽に今の時代にあったやり方で、寄り添うことができたらと思っています。

あゆ:と言いますと?具体的にはどんなことでしょうか?

吉田さん:多様性と言われている時代に大事なこと。それは時間を生み出すことだと感じているのでそのあたりを強化しています。これまでは、まず電話をして、予約をして資料を用意して、相談日まで待つ。というのが一般的な流れでした。私のところでは、分からないことががあったらGoogleに聞くような形でLINEをいただき24時間以内に返信するような流れを取っています。気になることって、夜中急に思い出したりしますからね。気軽に連絡できる関係性になれたらいいなと思っています。

あゆ:それはいいですね〜わたしは電話がそんなに得意じゃないので非常に助かる。最近、お世話になっている歯医者さんがLINEで予約出来るようになり、あっという間に治療が終わりました。笑 電話だとついつい先延ばしにしちゃいますからね〜。

吉田さん:本当に!そういうことだと思います。

多様性に対応する吉田税理士事務所

今回お話を伺った吉田税理士事務所では、電話の他にも気軽に相談できるLINEやチャットツールなども使用しながら幅広い形でサポートを受けられます。

税理士さんという枠を超えた、一緒に走ってくれるパートナーやマネージャーのような存在を目指されている吉田さん。

なんだか吉田さんにLINEで相談出来るようになったら、わたしの事業もあっという間に1,000万達成してしまうのではないか?という錯覚に陥ってしまいました。

そんなことを考えながら、そろそろ本格的に来年の計画をたてていかないとな〜と思う移住3年目の秋。

吉田税理士事務所のWEBでは税についての様々な情報が日々更新されています。なにかお困りのことがありましたら、ぜひご相談をしてみてはいかがでしょうか。

吉田さん、本日はたくさんのお話を聞かせていただき、そして大きな夢を見させていただき(笑)本当にありがとうございました!

吉田税理士事務所
〒329-3215
栃木県那須郡那須町大字寺子乙1240-1
電話:0287-74-3105 
WEB:https://www.kaikei-home.com/nasu/

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