こんにちは
那須町在住の理学療法士、ゆきちゃんです。
好きなハー◯ンダッツの味はストロベリーです。
さて、今回は「那須での老後の暮らし方vol.3」ということで、老後に備えて知っておくと安心!な那須町の介護保険サービスや介護予防について調査して参りました。
目次
1. 介護保険のサービスってなんぞ??
皆さんは「介護保険」という言葉をご存じでしょうか?
普段病院に行くときなど使用する医療保険と違って、介護保険は通常65歳から使用することができる保険です。
そんな介護保険、40歳から保険料の支払いが始まっています。健康保険料とともに給料から天引きもしくは国民健康保険料に上乗せしての納付となっていますので、40歳を過ぎたそこのあなた!は一度確認してみると良いかもしれません。
介護保険のサービスは「要介護認定」を受けて介護度が出ることにより1~3割の自己負担額で利用することができます。
要介護認定について詳しくは・・・
+ 厚生労働省HPへ
介護保険サービスにはいろいろなものがありますが、例えば
◆立ち座りが大変になったのでベッドわきに手すりを置きたい
→福祉用具のレンタル
◆廊下や階段に手すりが欲しい
→住宅改修
◆外に出る機会が減ってしまうので外に出て楽しみたい
→デイサービス
などなどがあり、その人その人に合ったサービスを組み合わせて使うことができます。
2. どこに相談すればいいの??
では実際に介護で困ったらどこに相談すればいいのでしょうか?
何事もその道のプロに相談することが近道です。餅は餅屋ということですね。
那須町では
① 那須町役場 保健福祉課
② 那須町地域包括支援センター (ゆめプラザ・那須内)
この2つが主に介護サービスの相談窓口となっています。
まず①那須町役場 保健福祉課 ですが
役場の正面玄関を入って左手奥に保健福祉課があります。
那須町役場 保健福祉課
〒329-3292 栃木県那須郡那須町大字寺子丙3-13
電話番号:0287-72-6910(保健福祉課)
FAX番号:0287-72-0904
開庁時間 月~金(土日祝日、12月29日~1月3日を除く)
午前8時30分~午後5時15分
※税務課、保健福祉課、住民生活課の窓口は金曜のみ午後7時15分まで
次に②の那須町地域包括支援センターはゆめプラザ・那須を入り左手の窓口になります
「社会福祉協議会」と書いてある窓口にお越しください
社会福祉協議会
〒329-3215 栃木県那須郡那須町大字寺子乙2566-1
TEL 0287-71-1138(那須町地域包括支援センター)
FAX 0287-72-0416
時間 月~金(祝日及び12月29日から1月3日を除く)
午前8時30分~午後5時15分
わたしがお伺いしたときにちょうどご相談を受けているところで、とても丁寧に説明されていました。
相談をしたい時、お近くの方は窓口に直接でも良いですが、お家が遠い方はまずは電話で相談がおすすめです。
3.どんなことを相談すればいいの?
介護で困ったことがあったら相談・・・と言われても、どんな時に相談すればいいのでしょうか?
「こんなこと、相談してもいいのかなぁ?」と遠慮してしまうこともあるかもしれませんが
とにかくなんでも聞いてみることがいいと思います。
ここで、那須町保健福祉課の担当、小山田さんにどのような相談が多いのか伺ってみました。
まず、ご本人からの相談で多いのは「最近できないことが増えてきた」というもの。
家での生活で今まで自分でやってきた家事などができなくなり、何かサービスを使いたい時の相談が多いとのことです。
役場への相談はご本人よりもご家族からが多いそう。
特に同居されていない家族が久々に会ったときに「以前より物忘れが増えたなぁ」「外に出なくなって心配」といったご相談を受けるとのことでした。
自分から「介護が必要かも・・・?」と相談するには勇気が要ることもあるので、ご家族や地域の方たちの気付きも大切ですね!
また、病気や怪我で入院した後に家での生活が心配なのでサービスを使いたいという相談もあるそうです。
相談はご本人だけでなくご家族でも、お知り合いの方でももちろん大丈夫です。
ちょっと心配・・・という段階でもまずは話をしてみると良いと思います!
4.本当に大切なのは「予防」って本当?!
これまで介護保険で使えるサービスや使い方についてお伝えしてきましたが、介護保険でのサービスではない様々な取り組みが行われていることはご存じでしょうか??
ここからは那須町での介護予防の取り組みをご紹介していきます。
【生きがいサロン】
那須町には「生きがいサロン」といって、介護予防や健康づくり、趣味活動などを行う交流場所が開設されています(令和元年11月現在で6カ所)。
自分一人ではなかなかやる気が出ないけど、みんなでわいわい楽しみながら健康を維持したいな!という方におすすめです。
【介護予防出前講座】
ご飯を美味しく食べていつまでも健康でいよう!
認知症にならないようにはどうすればいい?
といったテーマに沿って、専門の講師や那須町地域包括支援センターの職員が会場まで出張しお話やレクリエーションを実施してくれます。テーマは全部で7つあり、年に2つまで組み合わせて行うことができます。
【元気づくり応援事業】
ご近所さんと楽しみながら行う元気づくりを那須町がバックアップしてくれます。
定期的な体力測定や健康チェックを行ったり、DVDを見ながらのストレッチや筋力アップ体操を実施します。時々リハビリテーション専門職が派遣されるのですが・・・わたしも登場するかもしれません(^ω^)
なぜこんなに沢山、介護保険ではないサービスがあるのでしょうか・・・????
それはズバリ
「要介護状態の予防がとっても大切」
だからです!!
いつまでもあなたの住んでいる家で・地域で元気に過ごせるように、というのがこの介護予防の取り組みなのです。
介護予防についてもご相談は那須町役場の保健福祉課もしくは那須町地域包括支援センター(ゆめプラザ・那須内)でOKです。
何事も早めの対策が肝心!
この記事を読んで、自分のことかなと思ったり、家族の顔が浮かんだ方はぜひ一度相談してみてくださいね!
5.那須町の介護予防サポーターがすごい
那須町における介護予防の取り組みでぜひご紹介したいのが地域の介護予防・認知症予防をサポートしてくれる、通称「すまいるサポーター」の皆さんです。
実は那須町のすまいるサポーター・・・平成30年の「健康寿命を延ばそう!アワード」で厚生労働省から表彰されたのです!!
パチパチパチ!!
主な活動として、那須町地域包括支援センターで実施している介護予防教室のサポートや、地域の集いの場でのストレッチ・筋力トレーニング・認知症予防・レクリエーションの主動をしてくれています。
わたしは地域の介護予防体操の場でお会いしたことがありますが、サポーターの皆さんは本当に元気!一緒にいるだけでこちらも元気に、笑顔になれる人達でした。
地域の集いの場と言っても、知り合いも居ないし・・・と不安に思う方もいると思いますが、明るく元気なサポーターさん達の支えもあるので安心して参加できそうです。
また、自分は元気だし介護サービスや介護予防は関係ないなぁ、なんて思われる方はすまいるサポーターに参加するのも良いかもしれませんね。
6.おわりに
今回の記事では介護保険や予防の窓口・サービスをご紹介してまいりましたがいかがだったでしょうか?昔から那須町に住んでいる方にも、移住してきたよ~という方にも、これから住もうと考えている方にもお役に立てていればいいなと思います。
町で使えるサービスを上手に使って、元気に楽しく暮らしていきましょう!