梅雨です。男釣っても釣られるな、まっしぃです。
雨で憂鬱になってしまうこの時期に、気分が上がること間違いなしの女子イベントに参加してきました。
『第2回芭蕉の里くろばね那珂川レディース鮎釣り大会(鮎レディー)』
目次
Are you ready!?Yeah!鮎Lady!
那須町のお隣、大田原市黒羽で開催されるこの大会は、その名の通り女性限定の鮎釣り大会で今年が第2回目!
鮎釣り人口の減少にストップをかけるべく、女性ファンの獲得により裾野拡大につなげようと「大田原市観光協会」が実施している話題のイベントです。
竿などの釣り道具一式はレンタル可能で、手ぶらで参加できる上に、初心者や未経験者の為にベテラン釣り師がインストラクターとして親切丁寧にレクチャーしてくれるのも、このイベントの特徴です。
昨年、50名だった定員を大幅に増やし100名定員となった今回。
ポップなチラシとハイセンスなキャッチコピーに釣られて、ほぼ勢いで参加申し込みに「大田原市観光協会」を訪れたのは5月16日のことでした。(もちろん鮎釣り未経験です。)募集2日目にして、すでに30人近い予約が入っていると聞き、イベントの人気を実感。
緊張とワクワクで鮎釣りデビュー当日を待ちました。
鮎釣りの聖地!那珂川
大会の会場となる那珂川は、水がきれいなことから関東の「四万十川」とも呼ばれており、鮎の遡上数は日本一!鮎釣りのメッカとしてシーズンになると多くの釣り好きで賑わいを見せます。
大田原市内の那珂川沿いには“観光やな”が2か所あり、そちらではおいしい天然鮎が手軽に食べることもできますので、またの機会にご紹介しますね。
その発想はなかった!なるほど ザ 「友釣り」!
釣り知識のないあなたに問う。釣りってどんなイメージですか?
針にエサを付ける。
→川にほおり投げて待つ。
→魚、餌食べる。
→釣り上げる。
それそれ。釣りって基本それ。色んなテクニックが加わっても基本それ。
でも、鮎釣りは違います。
釣り知識のない私たちの予想をはるかに上回ってきます。
なんと針に付けるのはエサではなく鮎。おとりの鮎を生きた状態で付けるのです。
その名も「友釣り」!!
鮎の縄張り行動を利用した釣りの技法で、おとり鮎を野生の鮎(以下、野アユ)の縄張りに侵入させることで、野アユにおとり鮎を攻撃させ、おとり鮎からつながった針に引っ掛けるという。
「工夫の極み!」みたいな釣り技法です。
いざ鮎釣り大会へ!
そんなこんなで、当日を迎えたわけですが前日に続きあいにくの雨模様。
会場入りすると、すでにたくさんの鮎レディーで賑わっていました。
受付を済ませ、日釣券などを受け取ると更衣室となっているすぐ側の公民館に案内されました。公民館内にはもちろんトイレもありますので、女性には安心ですね。
こちらで用意されていた胴長やベストに着替え、鮎レディーへと変身。。。
雨のため予定から30分遅れで開会式が始まりました。
キャンセルもあったようですが、今回は77名の鮎レディーがしのぎを削ります。
8割近くが初心者・未経験者ということで、大勢のインストラクターさんもスタンバイ。運命の顔合わせタイムです。鮎レディー2名に1名のインストラクターさんが付き指導をしてくれます。
私のペアの女性はキャンセルということで、なんとマンツーマンのご指導!(照)
インストラクターの大森さんはマラソンが趣味のスポーツマンタイプのイケメンです。「これはもう勝ったも同然。」と、大会の趣旨を少々はき違えつつ心の中でガッツポーズ。
おとり鮎を2匹ずつもらい、竿やたも網を借りて、それぞれ思い思いの場所にスタンバイします。
8時半、花火の合図でスタート。
雨続きの為、水量が増えて厳しい条件下ですが、優勝目指しておとり鮎を泳がせます。
初心者には少々難しい友釣りですが、インストラクターの方々の優しいレクチャーのおかげで、どのグループも和気あいあいと楽しそうな雰囲気です。
開始時に降っていた雨も上がり、夢中で釣りを続けること5時間。(夢中になりすぎて、競技中の写真がほとんどありません…ごめんなさい。)
あっという間に競技時間終了。
表彰式を待つ間、おいしい鮎の塩焼きをいただきながら、ゲストの釣りタレント“おかまり”こと岡田万理奈さんと地元の釣り名人、岡崎孝さんのトークショーで盛り上がりました。
会場には、鮎料理の試食や地元コーヒー店“コトリ”さんのコーヒー試飲ができるブースが出ていて、お腹も大満足です。
そして、いよいよ表彰式!
おとり鮎を含めた数で順位を競います。1位はなんと9匹!(同数の場合は生年月日の早い順だそう。)他にも、大物賞や小物賞、大田原のご当地キャラクター“与一くん”にちなんだ与一賞(41位)などもあり、参加者全員に賞品が授与されました。
私は2匹釣りあげ計4匹で、23位という結果でした。我ながら(おそらく生年月日が)大健闘です!
釣れても釣れなくても、楽しい美味しいイベント。
お友達と参加されてる方が多かったですが、1名参加でも問題なく楽しめましたよ。
来年も開催予定ということでしたので、興味のあるレディーの皆さん、ご参加お待ちしております。
では、最後に今回釣った鮎をどん!
翌日、塩焼きにして美味しくいただきました。
2019年の鮎釣りシーズンはまだまだこれから。皆さんもぜひ、鮎釣りの聖地「那珂川」へお越しください!
以上、まっしぃでした。
《今回のイベント詳細》
https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2019041200025/
黒羽観光やな
http://www.kurobane-kankouyana.com/