白く輝く、真冬の殺生石
こんにちは、ナスモライターのタッキーです。
コロナ禍で大変だった1年が終わろうとしています。
毎年観光客でにぎわう那須も、例年とは違う日常を過ごす日々が続きました。

そんな一年の締めくくりに、ぽっと静かに灯がともるイベントが行われています。12月24日から27日まで、那須温泉の景勝地、殺生石がライトアップ。初日の24日には「那須温泉 元湯チャレンジカップ 宵の散策」が同時開催されました。

殺生石の入口で受付をし、渡される手持ち提灯を片手に、ライトアップされた殺生石の木道を歩きます。そこは雪の残る幽玄な世界。ひんやりと静まり返った夜道の先には、白く輝く殺生石があります。

この日はクリスマスイブの24日。なんとなくクリスマスツリーのような光のオブジェに近づいてよく見ると、いくつもの丸い穴から漏れる灯りが美しい、竹のイルミネーション。

宵の散策は、殺生石から温泉神社の参道を抜け、こんぱいろの足湯前まで歩くルート。散策路の足元に灯るライトをたどりながら歩きます。木道脇には、降り積もった雪が残り、白く照らされています。

殺生石に到着すると、最大のイルミネーションが登場。
竹灯りのアーチが鎮座しておりました!

殺生石のイルミネーションは12月27日までライトアップしています。
ぜひ、訪ねてみてください。

ここから温泉神社の脇参道の山道を登り、那須温泉神社へ。雪の降り積もった境内には、石灯籠の灯り。寒いなか歩いてきてよかった~と感じる瞬間。

ここから正面の参道を下っていきます。夜の境内を歩くのは、大みそかのときくらい。灯篭に灯りがともる参道はどこか神秘的に感じます。

大鳥居のある、こんぱいろの足湯前に到着。ここでは「鹿の湯通り民宿街」の皆さんがつくった、けんちん汁とお稲荷さんをいただくことができました。う~、あったまる!!


鹿の湯通り民宿街を歩く
ここからさらに足を延ばして、鹿の湯通り民宿街の細道を散策することにしました。民宿街には現在12軒の民宿があり、宵の散策に合わせて玄関に灯りがともっています。こぢんまりとした佇まいが、昔ながらの温泉街の風情を感じさせてくれます。

実は、この民宿街をちゃんと歩いたことがなかったんですが、雰囲気がなかなかいいんです。ひっそりとしていますが、夜の散策にはもってこいの場所。ぜひ、訪ね歩いてみてください。


さて、最後に那須温泉にある「みちのく民芸店」さんにおじゃましてきました。今回は宵の散策にあわせて、特別に温泉むすめのご当地キャラクター、那須一与ちゃんが出張中。みちのくさんでお買い物をすると、一与ちゃんのステッカーがもらえるとのこと。

以前にも取材でお世話になっている、みちのく民芸店さん。地元の作家、五十嵐豊さんの民芸品を購入したく、店主の藤田さんに相談すると、「いいのがありますよ」と。

店の奥からもってきたいただいたのが、牛の置物。なんでも生前の五十嵐さんがつくった時代のもので、牛の頭の付き方、体に描かれたおひさまのような絵柄がとっても不思議な一品です。

来年もぜひ、バージョンアップして開催してほしいイベントでした。そして、湯本温泉街に誕生したニュースポット「MADOKA」さんは、近くしっかりとご紹介しようと思っています。こちらもお楽しみに!
では、皆さま良いお年をお迎えくださいね!