こんにちは!那須移住歴4ヶ月
“自称”那須観光大使のこんどうあゆです!
わたくし目線の“とっておきの那須”の!は、先日なかがわ水遊園で開催されていた大田原コーヒーピクニックのレポをお届けします。
目次
大田原コーヒーピクニックとは???
実は私、那須移住歴3ヶ月ほどでありながら、去年はたまたまこの時期に滞在しておりイベントに参加していました。
当時は大田原とコーヒー?はてはて
という感じだったのですが、こちらに越してきてびっくり!
大田原ってめちゃくちゃコーヒー屋さんが多い!
ということで今年は場所をなかがわ水遊園に移しての開催!
行ってきました。
すごい行列…オープン前から人!人!人!
これだけ広いとソーシャルディスタンスですね!
会場名物!飲み比べ!
名物!飲み比べとは・・・。
100円で専用のカップを購入すると、各店舗のコーヒーが200円で飲むことができます。お好みのコーヒーを探すにはとてもよいですよね〜〜!
をしてみたかったですが、時間がなくって断念・・・。
さて!私は何をレポしに行ったのでしょう!?って感じですよね^^;
正解は、バリスタAKI NAKADATEさんのワークショップに参加してきました!
エアロプレス!を使った抽出&飲み比べをして、美味しいコーヒーなのはもちろん、その豆のベストな挽き方があることがわかりました。
それはすごい違いだった!
日に日に展開している那須界隈のコーヒー事情!と、これからどうなっちゃうんだろうとか、どんな歴史があったのかしら!
が気になって
主催者の佐々木さんにお話を伺ってきました。
ご存知の方も多いかと思いますが、
佐々木さんは、大田原の老舗レストラン「クローバーボヌール」の総括支配人さまでした。
お魚をいただきました 自家製パンも美味でした
ずいぶん前の話になってしまいましたが・・・
コーヒーピクニックについてお話し聞かせてください!
まずは、佐々木さんの自己紹介とコーヒーピクニックを開催した経緯などを教えてください。
1986年に東京・横浜から戻り、宇都宮市内の4事業所を持つ飲食店の店長となりました。
1990年OPENの那須烏山市のクローバーステーキハウスと、2010年OPENの大田原クローバーボヌールの統括支配人として働かせていただいております。
学生時代からバイトのない日はほとんどなく、多いときは3種類かけもちでバイト三昧!仕事が楽しくサービス業が性に合っているのかもしれません。
お店にきて、佐々木さんがサーブもされている姿が印象的でした!ちなみに私も30歳過ぎてから掛け持ちバイトにハマり・・・笑
最大 “5足のわらじ”を履いている時期もありました。
(今もかもしれない!)
では改めまして!コーヒーピクニックを開催した経緯を教えてください。
はじまりは大田原珈琲マップ
実はコーヒーピクニック開催のまえにコーヒーマップあり!です。
もともとカフェ好き・コーヒー好きなので・・・。
- サニーズコーヒーfeat FOUR BARREL
(世界一のサードウェーブコーヒー店と呼び声の高いサンフランシスコFOUR BARREL COFFEEの姉妹店)
- 自家焙煎珈琲コトリ
(日本一との評価も高いカフェバッハの田口さんから教えを受けている)
- クローバーボヌール
(自家焙煎珈琲ブラピを内包)
- 秋元珈琲焙煎所
(たくさんの伝説あり)
- ロマーニャ*現在はアリア
(ランボルギーニの故郷;モデナでマンマの味を身に付けた)
- PIZZERIA USUI
(日本一のピッツェリアである聖林館(もとサヴォイ)の生地でナポリピッツァを焼く)
- MIHARA CAFÉ
(感度ビンビンのクロスカルチャー)
↑最初は、こちらの7店で大田原珈琲マップを制作しました。
コーヒーの街と名乗ること=究めてゆくための覚悟
を固めて意思表示をし、クローバーの山口社長にスポンサーになっていただきました。
コーヒーの街を日本で最初に名乗った流れで、コーヒーイベントは必須でしたが、実はそこは先を越されてしまい
(*栃木コーヒーフェスティバル)
ちょっと悔しく・・・
しかし、素直に主催のみんなに会いにゆき、友人になってもらいました。
そして。
2018年9月30日コーヒーの日の一日前、独自開催の大田原コーヒーフェスティバルを大田原中央公園にて開催いたしました。
大田原コーヒーピクニック開催までの歴史
当初はコーヒーフェスティバルと考えていて、会場の芝生を見たらとてもきれいで・・・コーヒーピクニックという名前が頭に浮かびました。が
諸事情があり、初回はコーヒーフェスティバルというタイトルで開催しました。
2018年 コーヒーフェスティバル
初回ながら台風予報で開催が危ぶまれましたが、お天気はなんとか持ち、29店舗で来場者3,000人と大盛況の中、開催できました。
バグパイパーの友人の演奏や北欧風味のケルト音楽の生演奏と中央公園のコーヒーイベントのマッチングは、最高で気持ちの良い1日でした。
コーヒーフェスティバル会場で笑顔で楽しむお客様をみて、胸があつくなり涙が自然とあふれました。
開催か!中止か!と悩んだ末の
『雨はやむ、開催できるから信じて来て!』
の呼び掛けに応じて集まってくれた仲間たちも楽しそうで、もし死ぬならこの瞬間だな!と思えるほどでした。
そのような深い充足感でした。
2018年 大田原コーヒフェスティバルの様子
2019年 コーヒーピクニック
2019年は、コーヒーピクニックに改称しての開催しました。
事前のプレスの取材・ラジオ取材、その他の手ごたえから、駐車所が足りないことを予測し、30人乗りのシャトルバスと駅から会場まで徒歩15分の道のりを楽しんでいただくための企画をしました。
シャッター街になってしまった旧道、久しぶりに人通りが見られたと街の人も喜んでいただけました。
またもや台風通過と重なり、水害なども発生し、開催を自重すべきとの声もありましたが、楽しみにしている方がいる、仕込みをした人も多いと聞き、開催しました。
助けに行くべき人はすぐに駆け付け、そのような状況にない人はいつも通り日常を続けるのがベストと思うのです。
風が強くて、各店必死に飛ばされないよう、事故の無いように頑張ってくれました。
あらゆる意味で最高の仲間たちです。出店者42店舗、来場者5,000人でした。
この時、ちょうど私もお仕事で大田原に滞在していたのですが、大荒れのお天気の中、ほとんどの仕事がなくなって落ち込んでいました。
台風一過のコーヒーピクニックは、とても気持ちよかったな〜と今も鮮明に覚えています!
2020年 コーヒーピクニック
広大な芝生広場に最大1,000台の駐車スペースを持つ理想的な場所を探しているとき、なかがわ水遊園さんからお声がかかり、開催をすぐに決めました。
コロナ禍で開催すること自体が賛否両論ありましたが、参加店舗59店、来場者 6,000人という、たくさんの方にご協力・ご来場いただき盛況でした。
その後、2週間感染者の報告もなく胸をなでおろしております。
投げ銭ライブのアプローチもあり、素晴らしいアーティストが集い、すばらしい音空間を創造してくれました、
冬になるとイベントがやりづらくなる可能性のある前に開催でき、大田原コーヒーピクニックに求められる社会的意義をなんとか果たせたかな?と思っています。
コーヒーピクニックの会場では、来場者のみなさまの「待ってました〜〜!」と言わんばかりのエネルギーを感じました〜〜
たくさんの思いが詰まった、コーヒーピクニックの歴史を丁寧にお話しいただきありがとうございました!
気になっていること。なんでパンダなの?
あ、あと!なんでパンダなのですか??
実は日本に初めてきたパンダ「カンカンとランラン」が、日本で最初に食べたごはんが大田原産の竹でした。
そして大田原には、竹芸が広がるべく精力的に活動されている人間国宝がいること、竹工芸人口も多くレベル自体が非常に高いのですがまだまだ認知度が低いので、パンダ人気を借りて竹の街!を根付かせたいと思っているのです。
そうなんですね〜〜竹のこと、全然知らなかったです!
この記事を読んでくださった皆様にも認知してもらえたら嬉しいです。
栃木県北で実現したい理想の暮らし
では、最後に佐々木さんの今後の活動について教えてください。
コーヒーの話をすると嫌な顔をするひとは、わりと少ないと思います。
どんな時代でも音楽やコーヒーは国境を越えてみんなが笑顔になれるツールでしたし、今もそうです(^-^)
ちなみに、コーヒー好きを素直に前面に出し始めてから、いいことしか起きていないような気もします。
2003年よりメルマガを配信し始め、自分が好きな30店舗ほどのカフェやレストランの一覧表を、コピーして配ることで他の店に送客し、地域での経済が回る事を実感しました。
もともと自分の好きなものを、人に紹介して共有するのが好きなので(=どこまでもおせっかい)
楽しく頑張れます。
コーヒーを通してすごい勢いで人がつながってゆく様を、今も昔も目の当たりにしてきました。
そんな風に経済を回して世の中のお母さんや、年長者に感謝の気持ちを持てる社会、年をとることを怖がらずに楽しめる社会を取り戻し、栃木県北で理想の暮らしができることを証明していきたいです。
教科書レベルで参考になるお話、たっぷり伺いました。
今回の佐々木さんのインタビュー、最初は緊張していたのですが、とっても気さくな方でした。
「人間がなぜ二足歩行になったのか?」や「縄文時代の話」をしていただきました!
私も縄文話は得意分野なのでノンストップでお話を伺っていたら・・・2時間ほど経過!していたり・・・気づいたら本題から外れることもしばしば。
ここには載せきれないほどのコーヒーと栃木県北への熱を感じました。
僭越ながら私も“自称那須観光大使”として、もっとやりたいことがあるので、たくさんの「こうなったらよいな〜」をシェアさせていただきました。
今後も佐々木さんの動向や那須のコーヒー事情から目が離せません!
大田原コーヒーピクニック
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