レジャー

【那須の街道を行くVol.2】地元民御用達!混雑回避のウラ道で、行楽シーズンも楽勝アクセス!

那須インターからスイっと行ける!りんどう湖からステンドグラス美術館へ

こんにちは!

那須在住のライター、タッキーです。今回も那須のオススメロードをご紹介します。

那須はGWや夏休み、秋の紅葉など、行楽シーズンにたくさんの方が訪れます。そのためシーズンになると、普段はあまり交通量が多くない道でも観光に訪れた人の車で混雑するのです。

一方、那須高原に住んでいる地元の人たちは、行楽シーズンになると渋滞を避けるため、ウラ道しか使いません。そこで今回は観光に訪れた方にも、できるだけ渋滞を回避してスムーズに目的地に行ける、地元民のウラ道をご紹介します!

渋滞回避ルートの第一弾は、東北道「那須」I.Cを降りて以下の3スポットに快適にアクセスできるルートを行ってみようと思います。

「那須りんどう湖レイクビュー」

「那須テディベアミュージアム」

「那須ステンドグラス美術館」

どの施設も観光客に人気のあるレジャー施設ばかり。もちろんスポットの近くでは、各施設に面したメインストリートを通りますが、途中の道をショートカットできれば、いち早く現地にたどり着くことができるのです。

那須インターを降りて、突き当りの道が那須街道。ここを右折していく

東北道「那須」I.Cを降り、最初の信号を右に曲がっていくと、那須高原のメインストリートともいうべき、那須街道に入ります。ここは言わずと知れた渋滞の中心地。

しかし、ここを通らないわけにはいかないので、仕方ありません。

ただ、街道に入ってしばらくは車がピタッと止まってしまうほどの渋滞にはなりづらいエリア。渋滞が激しくなるのはもう少し上の方、「道の駅友愛の森」から上に向かってきつくなっていきます。しばらくノロノロ運転にはなりますが、少しだけガマンの時間です。

那須街道の左手に最初に見えてくるのが「661ストリート」

左手にカジュアルな雰囲気のショッピングスポット「661ストリート」を見ながら、もうしばらく先へと進みます。

実はこの先300m進んだ右手に私のお店があります。「那須コーヒースタンドパルキ」という、テイクアウト専門のコーヒースタンドです。お時間ありましたら、お立ち寄りくださいね。

パルキはインテリア雑貨店の外にある芝生の小屋が目印

そしてパルキの斜め向かいには「日本亭」という揚げたてのから揚げが人気のお弁当屋さんがあります。この日本亭の反対側、つまりパルキのちょいと先に右折できる道があるのですが、実はここがウラ道のスタート地点。地元民が使うのんびりとした田舎道をスイスイと走ることができるのです!

大きなから揚げが自慢のお弁当屋さん「日本亭」の向かいの道を右折。ウラ道のスタートだ

毎朝、コーヒーパルキを開店するときに那須街道の反対側にお店のノボリを立てるのですが、混雑時は幅員7mほどの道路を横切るのに、5分待たなくては渡れないほどの交通量があります。

それが、このウラ道に入ったとたん、ほとんどすれ違う車のない、のどかな田舎道に様変わり。途中、牧場にいる馬を眺めたり、酪農ファームから遠方の茶臼岳を眺めることができます。

右手に乗馬体験ができる「アドバンス・ホースパーティ」が見える

この日は那須で桜が開花する4月下旬。酪農場はきれいな菜の花が咲いていました。

おおっ、スゴイ!!

車を止めて、写真をパチリ。

左手には現在稼働しているのかは不明な酪農場がある
黄色の絨毯の先には、遠く茶臼岳が望める

しばらく地元道を風を切りながら走ります。すると、ファミリーロードという車道とぶつかります。目印は向かいに「みんなの居場所 ゆっくりサロン」というコミュニティサロンの看板が見えます。

とりあえずウラ道はここまで。ただ、ここまでショートカットできるだけで渋滞エリアからだいぶ外れるので、目的地へのアクセスが楽になります。この地点を左折して直進すると信号のある「山梨子」という交差点に出ます。右は「りんどうライン」の看板が掲げられている場所です。交差点を越えてさらにそのまままっすぐ直進。両サイドは水を入れたばかりの田んぼ。茶臼岳が水面に映りこむ那須らしい景色が広がっています。

「山梨子」の交差点まで来ると、那須りんどう湖レイクビューまでもうすぐ
那須の美しい田園風景

茶臼岳の方角に向かってファミリーロードを走らせると、途中で「那須高原牛乳」と書かれた巨大な牛乳パックが出現!ここは種類豊富なアイスが揃う「アイス工房ももい」さん。酪農をされているので、真近に乳牛を見ながらアイスを食べることができます。これがまたオツ。アイスを買って外に出ると、「牧草くさっ」ってなるんだけど、みんな外でアイス食べるんですよね。このコントラストを楽しんでください(笑)

巨大な牛乳パックが目印の「アイス工房ももい」

ももいさんから500mほどさらに進むと、到着するのが最初の目的地、「那須りんどう湖レイクビュー」です。ピンクのキレイな桜の木が出迎えてくれました。ファミリーロードに面しているだけあって、家族みんなで動物とふれあったり、アトラクションを楽しめるりんどう湖。っていうか、道路よりもこっちが「ファミリー」という名の先駆けかも。ビュッフェスタイルのランチが楽しめるレストラン「那須の恵う Mekke!(メッケ)」やお土産屋さんが併設されているのでオススメです。

紅白のサクラがキレイな最初の目的地「那須りんどう湖レイクビュー」に到着
行楽シーズンは多くのファミリーが訪れます

さらにファミリーロードを上がって3分、今度は「那須テディベアミュージアム」に到着です。世界中で愛されているクマのぬいぐるみ、テディベア。100年以上の歴史を持つこのクマさんが、人々と寄り添ってきた歴史をもつコレクションが展示されており、見ごたえ十分。ところで名の由来は第26代アメリカ合衆国大統領、セオドア・ルーズベルトの愛称、テディから来ているそうです。知ってました?

ミュージアムの2階の展示棟にはジブリの人気作品、トトロの特別企画展も楽しむことができます。ワクワクする~。

那須テディベアミュージアムの外観。トトロの特別企画展示もあり、家族に人気のスポットだ

そして最後の目的地、「那須ステンドグラス美術館」へと向かいます。ファミリーロードを直進し、T字の信号に突き当たったら、右に曲がります。右手にセブンイレブンがある「池田」交差点がすぐに見えるので、そこを左折して、ロイヤルロードに入ります。

このあたり、若干車の渋滞が復活するエリア。もう少しの辛抱です。ノロノロ運転で上がっていきましょう。

突き当りの信号を右折して、すぐにある池田の信号を左折、ロイヤルロードへ
ロイヤルロードを上がります。帰りはこのあたりが少し混むところ

ロイヤルロードの「池田」交差点付近は、行きの上りより帰りの下りが混雑する傾向があります。なので帰りがけは少し渋滞するかもしれません。池田の信号を抜けてファミリーロードに入り、今回ご紹介したウラ道を使えば、帰りも那須インターまで意外とあさっり到着しますので、ぜひ試してみてくださいね。

ついに「那須ステンドグラス美術館」に到着

さて、いよいよ左手に「那須ステンドグラス美術館」が見えてきます。

こちらも観光客に人気のスポットです。イギリスの中世の建築をアンティークのステンドグラスとともに堪能できる施設。本場の建築や調度品、彫刻の数々に、最初見たときは「すげ~」しか言葉が出てきませんでした。普段観光スポットにあまり行かない那須町民でも、一度は行っておいたほうがいい施設なのは間違いありません。

イギリスのコッツウォルズという地方の特徴的な石の建物が圧巻

それにしても、那須にはこういうテーマ系レジャー施設が多いのですね。

「那須 + クラシックカー」「那須 + オルゴール」「那須 + アジアン」「那須 + モンゴル」といった具合。

そこには那須という地域と長い時間をかけた密接な由縁がある、訳は当然ありません。

そこは突っ込んじゃいけません。

理由はひとつ。

「那須に似合うな~」

この1本です。これでいいんです!!

ということで、行楽シーズンにウラ道を賢く利用して、那須を満喫してくださいね!

また

今回走ったコース

東北道「那須I.C」を降りて那須街道へ。

日本亭の反対側の道からウラ道を入ります。

次回も那須のオススメ街道をお届けします!

この記事を書いた人

タッキー

那須コーヒーパルキ店主。さいたま市出身。 2016年那須町に移住。自家焙煎のコーヒー店を営業し、那須を取材する圏外ライターとしても活動。那須のフリーマガジン「森の子」の企画・編集。森での自給的暮らし、音楽活動、登山など。

最近書いた記事

このライターの記事一覧

関連記事

  1. ブランヴェール那須の日帰り温泉

    なんじゃこりゃ!?「温泉スパ+恐竜」の型破りな癒しの空間があったぞ!【…

  2. 板室温泉で見つける、ワーケーションの過ごし方【後編】

  3. 【那須の街道を行くVol.1】ホントは秘密にしたいインスタ映えの地元道…

  4. 紅葉の那須を満喫するトレッキングに行ってきた!【那須平成の森】

  5. 春にイルミネーション!光と水のフェスティバル【フェスタ・ルーチェ in…

  6. 那須・黒磯に集うヴィーガニズムの輪。動物や食の未来を意識するイベントレ…

  7. 那須のコーヒーカルチャーを牽引する「EXTREME COFFEE(エク…

  8. 那須の幸せな循環が詰まった大日向マルシェ